「外に出せば大丈夫」は避妊ではありません
「イキそうになったら抜いて、外で射精すれば妊娠しない」
今でも、そう思っている人は少なくありません。
けれど、膣外射精は確実な避妊方法ではありません。
以前、施術に来られた女性がこんな話をしてくれました。
「うちの子、それでできたんです。妊娠をきっかけに結婚することになりました」
冗談のように笑って話していましたが、決して珍しい話ではありません。
射精する前でも妊娠する可能性はある
射精前に出る透明な分泌液は、一般に「カウパー液」と呼ばれています。
カウパー腺で精子がつくられるわけではありませんが、精子が分泌液に混じる可能性があります。また、射精のタイミングを完全にコントロールするのも簡単ではありません。
そのため、「中で射精していないから大丈夫」とは言い切れないのです。膣外射精は、避妊方法として推奨されていません。NHSの避妊情報
妊娠のしやすさは、排卵の時期や体調、年齢などによって変わります。しかし、妊娠の可能性が低いと思っていた一度のSEXで妊娠することもあります。
コンドームをつけていても、外れることがある
ハプニングバーで、少し怖い出来事に遭遇したことがあります。
ある女性の膣内に指を入れたところ、前にSEXをした男性のコンドームが外れたまま、膣の中に残っていたのです。
本人も気づいていませんでした。
コンドームは、ただ装着すればよいわけではありません。
サイズが合っていなかったり、射精後もそのままにしていたりすると、抜くときに外れて膣内に残ることがあります。射精後は勃起が弱まる前に、コンドームの根元を押さえながら抜くことが大切です。
また、ラテックス製のコンドームにオイルなどを使うと、素材が傷んで破れやすくなります。潤滑剤を使う場合は、パッケージを確認してコンドームと併用できるものを選びましょう。
避妊は、楽しむ前に二人で考える
SEXには、妊娠につながる可能性があります。
だからこそ、雰囲気に流されてから考えるのではなく、避妊について二人で話しておくことが大切です。
「たぶん大丈夫」
「外に出すから大丈夫」
その大丈夫が、二人の人生を大きく変えることもあります。
コンドームは、挿入の途中からではなく、性器が触れ合う前から正しく使用する。そして、妊娠を望んでいない場合は、低用量ピルや子宮内避妊具など、ほかの避妊方法についても産婦人科で相談できます。
もしコンドームが破れたり、外れたり、避妊せずにSEXをしてしまったりした場合は、できるだけ早く産婦人科などの医療機関へ相談してください。
避妊は、どちらか一人に任せるものではありません。
安心してSEXを楽しむために、二人で責任を持って考えてほしいと思います。