SEX・テクニック

女性を「テクニック」に当てはめない

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男性向けの講習会で教えていると、習ったテクニックを、まるでコントローラーのボタンを押すように使おうとする人がいます。

「ここを触れば感じる」
「この動きをすればイク」
「次はこのテクニックを使う」

習った手順を再現することに意識が向きすぎて、目の前の女性の反応が見えなくなってしまうのです。

しかし、相手は機械ではありません。生身の女性です。

同じ場所に触れても、心地よいと感じる人もいれば、くすぐったい人、痛い人、何も感じない人もいます。女性の身体を知るうえで最も大切なのは、覚えた方法を正確に再現することではなく、その女性の感覚に合わせることです。

講習会ではベースとなる基礎的な触り方を教えますが。正解は女性一人ひとり異なります。強さ・スピード・圧力・角度をその女性の反応を見ながら見つけていくことが大事になります。

男性はどこでSEXを学ぶのか

男性がSEXについて学ぼうとしても、きちんと学べる場所はまだ多くありません。

身近にあるものといえば、アダルトビデオくらいでしょう。

けれど、アダルトビデオは「見せるための作品」です。女性の身体や快感の仕組みを学ぶ教材として作られているわけではありません。

本当は、SEXについて本音で話せる女性・パートナーがいれば、その女性が一番身近な先生になります。

「そこは気持ちいい」
「もう少し優しくしてほしい」
「その動きはあまり好きではない」
「今の触れ方を続けてほしい」

こうした言葉を安心して交わせれば、男性は女性の反応を確かめながら学べます。

ただ、SEXについて本音で話せる関係を築くのは、簡単ではありません。

相手を傷つけたくない。
嫌われたくない。
雰囲気を壊したくない。

そんな思いから、女性が希望や違和感を言えないこともあります。

彼女よりも、セフレという関係のほうが、SEXについて本音を話しやすいこともあります。

もしセフレがいるなら、何が気持ちよくて、何が苦手なのか。遠慮せずに伝え合える関係を築いてみてください。

異性の本音は、どんなテクニック本よりも学びになります。目の前の女性こそ、あなたにとって最高の先生なのです。

彼女に喜ばれた方法にも、落とし穴がある

パートナーとの関係を通して、女性への触れ方を学ぶこと自体は、とてもよいことです。

ただし、そこで身につけた方法が、ほかの女性にも通用するとは限りません。

女性の身体や感覚は、一人ひとり異なります。

  • 感じやすい場所
  • 心地よい刺激の強さ
  • 好きな動かし方
  • 快感が高まるまでの時間
  • 触れてほしくない場所

これらに、全員共通の正解はありません。

前のパートナーが喜んでくれた触れ方でも、目の前の女性にとっては強すぎるかもしれません。反対に、刺激が弱すぎて何も感じないこともあります。

過去に成功した経験があるほど、

「女性はこれが好き」
「自分は女性を感じさせるのが上手い」

と思い込みやすくなります。

成功体験が自信になるのは悪いことではありません。しかし、その自信が目の前の女性を見る邪魔をした瞬間、過去の成功体験は落とし穴に変わります。

テクニックに自信があっても、通用しないことがある

以前、私のサロンの男性セラピストが、こんなことを話していました。

「自分では、テクニックにかなり自信がありました。でも、何をしても全然感じてもらえない女性が何人もいたんです。自信を無くしましたよ。」

これは不思議なことではありません。

ある女性に合った方法を、そのまま別の女性に使っても、同じ反応が返ってくるとは限らないからです。

どれだけテクニックを知っていても、その女性の身体に合っていなければ意味がありません。

大切なのは、テクニックを持っていることではなく、相手の反応を見ながら使い方を変えられることです。

「上手」と言われた経験を、証明書にしない

「前の彼女から上手と言われた」
「ほかの女性には気持ちいいと言われた」

こうした話を聞くことがあります。

もちろん、その女性たちは本当に気持ちよかったのかもしれません。

ただし、「気持ちいい」「上手」という言葉が、いつでも女性の本音とは限りません。

相手を傷つけないように気を遣った可能性もあります。その場を盛り上げるために、反応を少し大きく見せていた可能性もあります。

だからといって、過去の女性の言葉をすべて疑う必要はありません。

大切なのは、過去にもらった「上手」という言葉を、どの女性にも通用する証明書にしないことです。

風俗での反応を、そのまま正解にしない

風俗を利用して、女性への接し方を学ぼうとする男性もいます。

しかし、そこで得た反応を、そのままテクニックの評価にするのは注意が必要です。

以前、風俗嬢から、こんな話を聞きました。

「お客さんに喜んでもらうために、上手ではなくても『上手』と言うことがあります。それが男性の自信につながってしまうこともあると思います」

風俗はサービスを提供する場です。

そこでの褒め言葉や反応には、接客としての意味が含まれていることもあります。そのため、相手が大きく反応したからといって、本当に心地よかったのかどうかは、それだけでは判断できません。

これは、風俗で働く女性が悪いという話ではありません。仕事として相手を満足させようとするのは、接客として自然なことです。

問題なのは、男性がその反応を「自分のテクニックが正しい証拠」として持ち帰り、別の女性にも同じ方法を当てはめてしまうことです。

相手は、攻略するための機械ではない

テクニックを学ぶことは大切です。

知識がなければ、刺激が強くなりすぎたり、女性が心地よくなる前に次の触れ方へ進んでしまったりすることがあります。

しかし、テクニックは女性を動かすための「ボタン」ではありません。

女性の反応を確かめ、心地よさを一緒に探すための選択肢です。

覚えた順番どおりに触れるのではなく、目の前の女性を見てください。

呼吸がゆっくりになったのか。
反応はどうなのか?
触れた瞬間に緊張しなかったか。
痛くはないのか?。

言葉だけでなく、身体から伝わってくる反応にも目を向けると、これまで気づかなかったことが見えてきます。

過去の正解を手放し、真っさらな目で見る

過去の成功体験を、すべて忘れる必要はありません。

経験やテクニックは、自分の引き出しとして持っていてよいものです。

ただし、その引き出しから同じ方法を取り出して、すべての女性に当てはめないこと。

「自分は分かっている」
「この方法なら感じるはず」

その思い込みをいったん横に置き、初めて触れるような気持ちで、目の前の女性を見てみてください。

SEXが上手な男性とは、たくさんのテクニックを知っている男性ではありません。

過去の正解を押しつけず、目の前の女性の感覚を尊重しながら、その人だけの心地よさを一緒に探せる男性なのだと思います。

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