性感スキルは、どこで磨いたのか
今でこそ女性向けの施術や男性向け講習をしていますが、最初から性感スキルを持っていたわけではありません。
当然ですが、学校もなければ教科書もありません。
「さて、どこで練習したらいいのだろう?」
私の性感修業は、ここから始まりました。
最初の修業先は、メンズエステ
最初に通ったのは、メンズエステでした。
もちろん、本来は女性セラピストが施術をする場所です。こちらが性感施術の練習をする場所ではありません。
それでも何度も通って信頼関係をつくり、事情を話してモデルをお願いしていました。
協力してくれる女性は3人。
これで練習を続けられると思っていたら、なぜか3人とも同じ時期に退店。
まさかの一斉卒業です。
性感修業、いきなりのモデル不足。
そして、ここまでに結構なお金も使いました。
技術を磨く前に、財布だけが薄くなっていきます。
次に向かったのは風俗店
モデルを失った私は、とりあえず風俗店へ行きました。
相談すれば、施術の練習に付き合ってもらえることがあります。手っ取り早く経験を積めるという点では、とても助かりました。
ただし、ひとつ大きな問題があります。
「これは本当に感じているのか?」
仕事として反応してくれているのか、本当の反応なのか。素人の私には、なかなか見分けがつきません。
なかには、感じそうになると身体をスッと逃がす女性もいました。
理由を聞くと、
「本気でスイッチが入ったら、このあと仕事にならないから」
なるほど。
こちらはスイッチを入れたい。
相手はスイッチを入れたくない。
目的が真逆です。
これでは練習になっているのか、なっていないのか分かりません。
最後にたどり着いたハプニングバー
そこで最終的にたどり着いたのが、ハプニングバーでした。
多い日には、1日に1〜3人の女性が施術モデルになってくれました。
ただし、ここには別の難しさがありました.
ほかにも男性客がいるため、女性と話ができなければ、何も始まりません。
上手に誘えなければ、その日は誰ともベッドルームへ行けずに終了。
施術の練習以前に、コミュニケーションの実技試験があります。
私が見つけた、話しやすい時間帯
通い続けるうちに、女性と落ち着いて話しやすい時間帯が分かってきました。
- 人の少ない月曜日の夜
- 一部から二部へ切り替わる頃
- 男性客が終電で帰ったあと
- 主婦層が訪れることの多い昼間
要するに、ライバル男性が少ない時間です。
男性が多い日は、話しかける前から競争率が高い。
ところが男性が少なくなれば、一対一でゆっくり話せます。こちらの目的も説明しやすく、女性も落ち着いて判断できます。
私が誘うのが上手かったというより、時間帯の力を借りていたのだと思います。
月に25日、仕事帰りに通った
多い時期には、日曜日を除いて月に25日ほど通っていました。
仕事を終えて、19時頃から深夜2時頃まで。
ほぼ部活動です。
行くたびに諭吉が消えていく、かなり高額な部活動でした。
それでも、沢山の女性を性感することができて、女性によって感じる場所も、心地よい強さも、快感のスイッチが入るまでの時間も違うことを学びました。
そして、技術以上に必要だったのがコミュニケーションです。
相手の話を聞く。
自分の目的をきちんと説明する。
無理に誘わない。
相手の意思を確認する。
女性に触れる前に、安心してもらえなければ何も始まりません。
メンズエステでモデルを探し、風俗店で本当の反応に悩み、ハプニングバーではコミュニケーション能力を鍛えられる。
ずいぶん遠回りをしました。
そして、お金もかなり使いました。
けれど、その経験のすべてが、現在の女性向け風俗の施術へとつながっています。
私の性感スキルは、華やかな学校で学んだものではありません。
仕事帰りの夜と、数え切れない失敗と、薄くなっていく財布の中で磨かれていったのです。